鍋料理もおしゃれに!とんすい&鍋皿を揃えよう
秋が近づいで朝晩冷え込んでくると、鍋料理が食べたくなってきますね。おでん、寄せ鍋、すき焼き、水炊き……そんな鍋料理に欠かせない存在が、個々で食べる分を取り分けるときに使う「鍋皿」「とんすい」です。アツアツのお鍋を取り分けるには、熱の伝わりにくい陶器の小鉢がぴったり。おしゃれな器を揃えることで、鍋料理をより美味しく楽しくいただけますよ。
鍋皿の種類と選び方のポイント
お鍋の取り皿は、これといって決まりがあるわけではありません。手に持つのにちょうどよい大きさの小鉢や小皿であれば、取り皿として使うことができます。ただ、鍋料理を取り分ける器として考えるとどうでしょう。以下の2つの条件を満たす方が、より美味しくいただけると思いませんか?
・具材が冷めにくい
・持つ手に熱さがが伝わりにくい
具材が冷めにくい器なら、アツアツのまま美味しく食べられます。しかし、その熱さが手に伝わったらそもそも器が持てません。
陶器、磁器、プラスチック、木、ガラス、ステンレス……器には多くの素材がありますが、鍋料理を取り分けるのであれば「陶器」と「木」の器が断然おすすめです。
陶器と磁器は焼きものなので、一緒にされがちですが、磁器に比べて厚みがあり、中に空気を含む陶器の方が熱伝導率が低くなります。厚みがある分、手に熱さが手に伝わりにくく、中に含まれた空気が断熱材の働きをして、料理も冷めにくくなるのです。厚手の羽毛布団やダウンジャケットを考えてみると解りやすいですね。
木製の容器も同様に中に空洞がたくさんあるので、断熱・保温性にも優れています。お味噌汁をいただくお椀が木製のものが多いのはその特製を活かした使い方です。数こそ少ないながら軽くて割れにくい上に、そのまま口をつけて飲むことが多いため、口当たりも良いという特徴があります。
鍋料理の取り鉢といえば「とんすい」
お鍋を囲む機会が多いようであれば、ぜひ専用の鍋皿を揃えてみてはいかがでしょうか。お鍋の取り鉢といえば「とんすい」です。漢字では「呑水」とも書きます。
この名前を初めて聞いた方でも、お鍋や天つゆの入れ物として使われる、縁の一部が突き出たような小鉢ときけば「ああ!あの器ね!」と、お判りになるのではないでしょうか。とんすいの突き出た部分は取っ手ではありません。親指をひっかけてお茶碗のように持って使います。
とんすいは和食器ですが、最近では洋食にも合わせやすいシンプルでモダン、マットな雰囲気の色合いや、おしゃれなにアレンジした縁デザインのものも多くあります。鍋料理だけでなく、一品料理やサラダ、スープを入れたり、デザートやフルーツを盛り付けるなど、いろいろなバリエーションで利用できますよ。
もちろん、昔ながらの伝統的なデザインのとんすいも、レトロかわいい食卓のアレンジに一役買ってくれそう。
これを機に「とんすい」を揃えてみるのもおすすめです。
「とんすい」の代わりに別の食器を取り皿として使うのもアリ
「とんすいが家にない」「とんすいだと使い道が限られてしまうのでは?」そんな時は、陶器のお皿や小鉢~中鉢、あるいは木製のお椀を使ってみましょう。
お皿やお鉢だと、デザインもバリエーションが豊富。お家にあるものを使うも良いですし、これから買うにしても、和洋どちらにも合わせやすいものを選べば、鍋料理以外にも使用用途が広がります。
鉢や小皿の場合、台つきの物の方が、持ったときに熱が伝わりにくくて使いやすいです。お皿の場合は、縁が盛り上がったタイプの方が、鍋の汁をこぼしづらいですよ。
toracieでは、さまざまな用途に使える陶器の小鉢もラインナップ。人気の波佐見焼ややちむんなどもあります。セットで揃えておくと、食卓に統一感が出るのでおすすめです。
https://toracie.net/products/list?category_id=133&name=%E9%99%B6%E5%99%A8
「どうしても熱くて持てない……」そんな方は、スープカップや大き目のマグカップを取り皿として使うのもアリです。ご家庭ならではの変則的な利用方法ですが、もともと熱いものを入れるための器なので、実は鍋料理の取り分けにも向いています。お子様向けにもおすすめの使い方です。
toracieのスープカップはこちら。ぜひ一度ご覧ください。
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陶器を使う時の注意点としては、乾いている陶器は目に見えない小さな穴がたくさん開いている状態ということです。そこに鍋の汁や油分が入ると、しみ込んで汚れとなってしまいます。陶器を盛りつけに使う前には10分以上、時間があるときには1時間でも水につけておきましょう。
また、木製のお椀も鍋料理の時の強い味方。断熱性に優れた木製の器は、アツアツのお味噌汁を入れても、ほんのりと温かさを伝えるだけで熱さが伝わりにくいですよね。お味噌汁の器としてだけ使うのももったいないです。ナチュラルな木肌の風合いも、漆を塗って艶めく輝きも、食卓の色どりをグレードアップしてくれます。ぜひお鍋の時にも活躍させてあげてください。
なお、木製食器については、長時間使うと中まで水分や油分が染み込んだり、濃い色の場合は料理の色がつきやすいです。使い終わったらさっと洗うことを心がけましょう。
toracieでは、陶器だけでなく、お椀も取り揃えております。ぜひ一度ご覧くださいね。
https://toracie.net/products/list?category_id=12